環境に優しい緑化の普及に願いを込めて

現政権は、原子力関係の諸施策に関して、3年をめどに結論を出す、と微妙な姿勢を示しています。3年後のエネルギー生産の有り様については憶測のしようもないですが、いずれにしても省資源で環境に配慮したエネルギー生産と、それに対応した社会生活を余儀なくされることは瞭然としています。地球上にある資源には限りがあり、その消費は地球温暖化などの環境問題に繋がること、このことを見据えた方向で人類はエネルギー生産を見直す時期に来ていると言えます。それでは、自然再生エネルギーなどの化石燃料に依存しないエネルギー生産手法で人類にとって明るい未来型社会が創造できるかというと、これに関しても今のところ確固たる補償はありません。発想の転換では無いですが、エネルギーを消費せずして暖房や冷房効果を得ることができる生活手法は無いでしょうか。


それもイニシャルコストやランニングコストが極めて低廉であり、自然環境に対しても負荷が無く、むしろ大気の温暖化防止に対して寄与するという形です。そこで思いつくのが壁面緑化です。壁面緑化は、建築物の回りを植物で覆う緑化手法であり、植物の生命活動を利用して冷暖房効果を得たり、大気中の温室効果ガスを吸収するという効果もあり、利用する植物のライフサイクルにおいてカーボンポジティブ、あるいはカーボンニュートラル効果があることが最大の特徴です。このような緑化手法は、環境技術としてはまだそれほど脚光を浴びていませんが、少なくとも省資源、省エネルギー型の社会形成に関しては有効な手段であると考えます。特に都市域では、都市高温化現象が社会問題となっています。このような人文社会学的な問題においても解決の糸口となるのではないでしょうか。植物には、光合成以外にも底知れない能力があり、人類はまだそれを十分に活用しきれていません。荒漠地緑化や土木修景緑化など、植物は様々な環境修復的側面において利用されていますが、今後においては、壁面緑化や人工芝を組み合わせて行き十分に活用すべきと考えます。

壁面だけでなく手入れの簡単な人工芝を使い自宅や建築物の周囲をより緑豊かに見せる事で視覚的に涼しく見せることが出来ます。

植物は、動物のように人間に対して意思表示をしたり、訴え掛けたり出来無いため、病気になっている事に築かずに枯れさせてしまう事も多いと思いますが、人工芝を使えば、手入れも簡単で手間も掛からず、枯れる心配もありませんので簡単に自宅のベランダやビルの屋上でも緑を増やす事が出来ます。


路傍に咲く花や、コンクリートの隙間から生命の存在を主張する植物を見ていると、このことを深慮せずにはいられません。この植物の主張を真摯に受け止めてやり、人類の危機的状況に貢献すべくその能力を活用させていただくこと、人類にはこの謙虚さが必要ではないかと考えます。壁面緑化技術への応用、その先に明るい未来が待っているかもしれません。

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